「きづかない篇」

日常って、気づかない。

家でつかうもの、口にするもの、身につけるもの。
全国から北海道へと、貨物列車が運んでくるものは、意外と多い。
JR貨物は何かをつくったり、売っている会社ではない。
ただただ、人知れず輸送している。
そう、毎日のあたり前を「インフラ」と呼ぶんだ。

掲載日 2021年6月28日
掲載紙面:北海道新聞 15段

参考: https://twitter.com/JR_FREIGHT_1987/status/1409270610052534277

Creative Director / Copy Writer:池端 宏介
Designer:川尻 固広
Illustrator:始発ちゃん

【企画制作・池端の一口メモ】
つくれないものは運ばれてきてお店に並ぶ。この当たり前のことを表現しました。イラストレーションをお願いしたのは緻密なペン画、鉄道イラストで人気の「始発ちゃん」です。(あえて「さん」無しで紹介させてください) ご自身も北海道が大好きということで思い切って依頼したところ、オリジナル画の制作に快諾をいただきました。ロケ地は札幌市・厚別中央通りの歩道橋。老朽化、維持困難とのことで解体が予定されている「百年記念塔」も描いています。日常に気づくことはなかなか難しいのですが貨物輸送の生活密着度を感じてもらえればと思います。