美瑛選果ブランドリニューアル | 株式会社インプロバイド

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ステートメントテキスト — ひとつ上の地域へ。産地のまんなかにある。季節のいいにおいがする。わざわざ行きたくなる。おいしさには、美しさが似合う。このまちの、価値を伝える。

OVERVIEW

年間200万人を超える観光客数を誇る「丘のまち美瑛」にて、
2007年に開業したJAびえい運営の美瑛選果。
当初「美瑛野菜のショールーム」をコンセプトに、
美瑛産野菜の価値向上を目指し、その土地で採れた産品、
それを美味しく料理するレストラン、美瑛小麦を使用したパン、
その全てが高い品質で提供されてきました。

開業当時は珍しかった、地域でのデザイン活動も
15年が経過していくなかで、他の地域でもよく見られるようになりました。
良いものをデザインし伝えることが、当たり前になった今。
これからの美瑛選果は、どう在るべきなのか。
そこで、新しいステートメント「ひとつ上の地域へ。」を策定し、
美瑛野菜だけではなく、美瑛町全体へと視座を上げることで
新たな役割を設定。少しずつですが、次の一歩を踏み出したところです。

Biei Senka, operated by JA Biei, opened its doors in 2007 in Biei, the “Town of Hills Biei” that boasts more than 2 million tourists annually.
The initial concept was “a showroom of Biei vegetables”, aiming to enhance the value of Biei-grown vegetables by featuring locally grown produce, having a restaurant that skillfully transforms them into delicious dishes and selling bread made using Biei Wheat. Everything offered at Biei Senka is of the highest quality.

Local design activities were rare at the time of Biei Senka’s opening, but with the passage of 15 years, such activities have become more common in other regions.
It is now usual to design good quality products and spread the word about them.
So, what steps should Biei Senka take as it faces the future?
To answer this question, we have come up with a new statement, “Toward a Better Region”, establishing a new role for Biei Senka by broadening its horizons to encompass not only Biei vegetables, but the entirety of the town of Biei. We are taking the next step forward, little by little.

オンラインコミュニケーション

産地のブランドは、当たり前のように畑の写真ばかり。これまでの美瑛選果も、生産者との強いつながりや、パッチワークの丘の風景を作り出す畑の写真を多用してきました。時代が変わっていくなかで、改めて設定したコミュニケーションはおいしさや季節感、新たな提案を軸に「BieiLog」という企画をスタートしています。

Brands in farming regions have traditionally featured field photos as a matter of course.
Up until now, Biei Senka has also used many photos showcasing their strong connection with farmers as well as landscapes of patchwork-like hills.
As times change, we have redefined the communication approach by launching a project called “BieiLog”, that revolves around the theme of deliciousness, seasonality, and new ideas.

すっきり晴れた日には好きなものを広げて、のんびりゆったり。

紙とペンを用意して、心をリラックスさせる自分時間。

おうちでぬくぬく。
久々にみんなでカードゲーム。

朝のスイッチを入れるワンプレート。温かいスープを添えて。

美瑛産品を生活に取り入れる提案を、
暮らしのワンシーンとともに季節ごとに更新しています。
美味しそうなことはもちろん、
美瑛らしい爽やかなトーンで撮影プランを構成しています。

BieiLog will be updated proposals for incorporating Biei-grown products into everyday life, highlighting different seasons alongside everyday scenes.
Our photography plans not only capture delicious aspects but also maintain the refreshing and characteristic essence of the town of Biei.

制作の流れ

1/4

イメージ考案

「旬の暮らし」をテーマに、旬の野菜と美瑛産の加工品を使ったシーンを考えます。春の場合は新生活の始まりや、夏の場合は北海道らしい爽やかな晴れの日をイメージしています。

2/4

カンプ作成

写真やイラストで撮影イメージを作成します。動かしたい部分もこの段階で考えておきます。

3/4

打ち合わせ

料理の内容をカンプをもとにスタイリストさんに相談します。器や背景、小物もこの時点である程度イメージを固めます。素材手配が必要なため、一週間前には打ち合わせを行うようにしています。

4/4

撮影

器などの小物は料理を乗せた状態で確認し、当日にジャッジすることが多いです。
スタイリングはスタイリストさんへほぼお任せし、微調整を加えながら完成まで進めます。

Photographer

阿部雅人（studio THIRD）

BieiLogは食材を紹介する企画としては、他ではあまりない企画だと感じます。美瑛の食をさりげない雰囲気で表現するため、空気感を意識して撮影しています。八木橋さんから適切なタイミングで必要な情報を共有して頂けるので、とても撮影しやすいです。最終的に八木橋さんのセンスで写真をより良く扱ってもらえるため信頼しています。デザインと写真がマッチした仕上がりでとても気に入っています。

Stylist

菅原美枝（studio THIRD）

BieiLogの話を受けた際、美瑛の美味しいものを素敵な形で紹介することにワクワクしました。料理のイメージは、購入された方が写真を見て再現できるようなお料理を意識して作っています。食のシーンを表現する料理や小道具、背景などの色味がとても可愛く、季節や物語も感じられて毎回大満足です。特に画像がピコピコ動くところがお気に入りです。八木橋さんのセンスや表現力がこの企画のワクワク感につながっていると思います。指示も的確で、こちらの意見にもしっかり耳を傾けてくれて、頼れる存在です。一緒に創り上げていく楽しさを感じながら撮影しています。

BieiLog

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美瑛ブランド

美瑛選果担当者から

加藤正樹さん（株式会社美瑛選果営業部長）

美瑛選果15周年を期に、取り組んだリニューアルプロジェクト。長年一緒に取り組んできたからこそ、これまでとこれからを見据え、ご提案いただいた新コンセプトに納得感を得ることができました。また、それをベースに今後取り組まなければいけないことなども見え、これからもたくさんのお客様に喜んでいただける美瑛選果を目指そうと考えています。「このまちの価値を伝える美瑛選果」にご期待ください。