2022.11.16 PROJECT

スポーツで育む、まちの未来づくり

CITY PROMOTIONEVENT PLANNINGNAMINGWEB / EC
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OVERVIEW

北海道の十勝に位置する浦幌町。
このプロジェクトは、
浦幌町というまちの背景がとても大切だと考えています。

平成の市町村大合併の時代がありました。
地域の総合力向上が狙いの施策。それぞれの地域に魅力が必要でした。
そんな中、浦幌町にあった唯一の高校が2010年に廃校。
そこから町が一丸となって取り組んだ、子どもたちのためのまちづくりは、
いまは農山漁村の地域教育のモデルになるような事業となっています。

「うらほろスタディアム」は、そんな地域づくりを実践してきた
浦幌町が、スポーツをきっかけに地域に関わること、
スポーツを軸とした育成について
アスリートと企業と協働していく「地域」を目指して
2022年よりスタートしたプロジェクトです。

まちだけでは完結しない、
たくさんの人や組織が参画するまちづくり。
本当の意味での地域づくりとは何か。
ここでは、ひとつの企業のデザインのように捉えて
ネーミングやデザインへの考えを広げていきました。

プロジェクト設計

スポーツを軸に展開する、ひとづくり・まちづくり・仕組みづくり。うらほろマラソンというイベントや、部活動支援などの日常の活動も含む取り組みとして、ネーミングから設計を進めていきました。

naming

うらほろスタディアム

「スポーツで育むまち」全体像を競技場と見立て、学び=STUDYのニュアンスを追加したプロジェクト名。

うらほろマラソン

アスリートプロデュースの新規事業として、第一弾企画としてマラソン大会が実施されました。

キッズチャレンジ

うらほろマラソンから展開するひとづくりとして、子どもたちのチャレンジを支援する取り組みです。

スタディアムレクチャー

うらほろマラソンと連動して実施された、アスリートたちから直接学べるオンライン講座。

ゴールピクニック

うらほろマラソンのゴール後に開催される、まちの人々や参加者が集い、地域の特産品が楽しめるイベント。

color

うらほろフレッシュグリーン

うらほろフレッシュグリーン

プロジェクトのイメージをつくるキーカラーを設定。

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statement

プロジェクト展開

うらほろスタディアムの取り組み第一弾としての「うらほろマラソン」で必要なコミュニケーションをデザイン。

01

マラソンでまちとつながる

走る・歩く・応援する・参加する、さまざまなきっかけでまちと関わるイベントとしてのコミュニケーションを出発点にデザインを考えました。

02

スポーツで学ぶ、
継続の大切さ

日々の取り組みの積み重ねを実践するキッズチャレンジ。キッズチャレンジで使用するツールのデザインも担当しました。日々の取り組みを記録する、チャレンジパスポート、当日の目標を記入する目標シールです。

  • 2023
  • 2024

2年目のうらほろマラソンは、大迫傑氏プロデュースという価値に加え、
独自の価値を見つめ直し、確立への一歩を歩み出した年。そこで見出したのが
「スポーツを通じた挑戦を、まち全体で応援すること」。特に、それまでの
浦幌町のまちづくりのキーワードである「子どもたち=未来」と重ねて、
子どもたちの挑戦する機会をつくり、それに共感した大人たちとまちが全力で応援する
というコンセプトワード「うらほろエール」を策定。「うらほろエール」が増えれば増えるほど、
まちが笑顔になる。というストーリーを伝えるビジュアルづくりがはじまりました。

キービジュアルは「ハナマル」。順位を競ったり、タイムを気にしたり。それだけではない、
うらほろマラソンへの参加価値を伝えるデザインです。

「うらほろエール」2年目のキービジュアルは、チアリーダーが持つポンポンをイメージしたタンポポ。
頑張るひとを応援する気持ちが増えること、当日も「うらほろエール」が会場に溢れることを目指して、デザインしました。
3年目は「食」と「職」というキーワードのもと「ゴールピクニック」に「おしごトライランド」が登場。
運動だけでなく、身近な仕事や気になる職業などを体験することで、子どもたちに新たな機会を創出。
体を動かすことが苦手だったり、好きではない子どもたちも何かをきっかけに新たながんばりが生まれそうです。